市民のための世界史 改訂版
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あらすじ/作品情報
未来の市民社会をつくる、あなたのための世界史人名や年代の羅列を極力排した「暗記ではない」画期的な歴史教科書として大きな反響を呼び、好評を博した『市民のための世界史』が改訂版となって新登場。歴史を学ぶ重要性は広く認識されていながら、細かな知識の確認に偏りがちな入試制度や教育課程の影響を受け、「歴史」授業はすでにわかっている事実を暗記するだけの、自らに関係の薄いものと多くの学習者に見なされてきた。前著はそのような現状を打破し、歴史を学ぶ意義や面白さを知ってもらうため、全国の歴史研究者と高校歴史教員が協力して2014年に作られた世界史教科書である。刊行から10年を期に、世界情勢の激変や歴史研究の進展、また歴史総合の導入をはじめとする高校新課程の実施を背景として、今回記述を大幅にアップデートした新装版の刊行を決定した。本書は「世界史の構造を大づかみにする」「できごとの因果関係や背景を理解する」といった前著の特長はそのままに、・図版を一新し、新資料(QRコード方式によるWEB上へのリンク付き)も多数収録する・個別暗記ではなく、一般化・抽象化した深い理解を導くための問いを多数収録する・新たな執筆陣を加え、コラム等記述をさらに充実させることで、「今を生きる」市民のための歴史教科書となるよう企図した。「歴史について詳しく知らない」読者はもとより、「歴史好き」な読者が全体を俯瞰する視野を養うのにも役立つ、新しい世界史教科書の決定版。