ほたるとワタルの物語

作家名: 小手鞠るい泉雅史
出版社: 金の星社
1400ポイント
ほたるとワタルの物語
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あらすじ/作品情報

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。「百日後に会いに来て。ぜったいだよ」花の好きな男の子と、猛獣の好きな女の子。抱きしめたくなる物語。アメリカから日本に来た少女。最初はひとりぼっちでしたが、同級生の少年に声をかけられ友だちになります。少年の夢は花屋さん。少年は百日紅の物語を話してくれました。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます…。命のはかなさ、大切さを描いた美しい物語。■□■小手鞠るいさんのメッセージ■□■私は幼いころに、赤ん坊だった妹を亡くしています。父も母もよほど悲しかったのでしょう。妹のことは何も教えてくれませんでした。でも、私はずっと妹の存在を身近に感じながら成長していき、大人になりました。妹は、生きていれば今は60代です。彼女はどんな女の子だったのだろう。どんな人生を歩んでいたのだろう。よく想像します。この物語を書き上げたあとで、私ははっと気づきました。妹はきっと、ほたるみたいな女の子で、彼女にはワタルくんのような友だちがいたのではないか、と。〈小手鞠るい〉

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